JRAコース別の平均配当を比較

「全国の競馬場の平均配当を比較」の記事を多くの方にご覧いただき人気を集めたことを受け、今回は条件をもっと具体化してコース別に平均配当を比較しました。平均配当と出走頭数の平均は例によって「調和平均」を使います。

「調和平均」については「全国の競馬場の平均配当を比較」の記事で解説しているので参考にして下さい。

単勝、馬連、3連複、3連単の平均配当を紹介します。集計期間は2018年～2022年の5年間で、レース数が100件以上のコースでフィルタしています。芝・ダートの順に掲載しています。穴狙いの方にとって、高配当が狙えるレースを見つける参考になるかもしれません。

この記事のデータ作成に使用したSQLを有料会員に公開しています。このSQLでは障害競走も含む全てのコースと全ての式別についてデータ作成できます。

JRAコース別の平均配当ランキング（3連単）芝

競馬場 xxxxxxxx	ﾄﾗｯｸ xxxxxxxxxx	距離	レース数 xxxxxx	出走頭数 xxxxxx	単勝	馬連	3連複	3連単
新潟	芝（直）	1000	118	16	507	1898	5623	26963
福島	芝	1200	253	14	493	1626	4144	20137
福島	芝	2000	115	13	488	1486	3508	17971
中山	芝（外）	1200	180	14	454	1467	3604	15962
新潟	芝	1400	111	16	548	1614	3722	15828
阪神	芝	1400	196	13	409	1416	2929	14598
中京	芝	1200	116	14	449	1350	3382	14440
福島	芝	1800	143	13	426	1309	3112	13862
中京	芝	1400	152	14	430	1546	3192	13751
阪神	芝	1200	132	12	444	1305	2775	13554
小倉	芝	1200	389	14	461	1393	3088	13414
東京	芝	1400	278	14	415	1284	2612	11699
札幌	芝	1200	129	12	435	1110	2367	10467
新潟	芝（外）	1800	156	13	378	1102	2700	10344
新潟	芝（外）	1600	148	14	389	1202	2472	10321
中山	芝	1800	179	12	391	1050	2145	9988
小倉	芝	1800	210	12	402	1066	2092	9888
中山	芝	2000	242	13	388	1131	2177	9675
中山	芝（外）	1600	315	13	387	1101	2459	9627
小倉	芝	2000	198	12	393	1000	2131	9429
函館	芝	1200	213	12	412	1097	2166	9251
阪神	芝（外）	1600	299	12	360	1085	2060	8776
中京	芝	2000	256	11	372	1045	1867	8739
中京	芝	1600	199	12	372	1099	1876	8565
札幌	芝	2000	102	12	385	1107	1949	8555
東京	芝	2400	149	11	318	808	1715	7309
中京	芝	2200	111	11	359	946	1742	7158
東京	芝	1600	352	13	365	889	1744	6988
京都	芝	2000	126	10	376	829	1640	6855
京都	芝（外）	1800	128	11	332	816	1498	6590
阪神	芝（外）	1800	231	11	339	794	1400	6297
阪神	芝	2000	226	10	349	928	1475	6277
東京	芝	1800	279	12	333	819	1426	5992
東京	芝	2000	208	10	338	751	1178	5127

芝の3連単ランキング1位はブッチギリで新潟芝（直）1000m。出走頭数の多さ（組み合わせ数が多い）も影響してるんでしょうが。芝ベスト10のうち、ローカル競馬場のコースが7つ、中央4場のコースが3つ。中央4場はいずれも短距離戦。福島はデータ数が100件未満で除外した芝2600m以外のコース（芝1200m・芝1800m・芝2000m）全てがベスト10にランクイン。そして福島でも芝1200mの平均配当が最高。

JRAコース別の平均配当ランキング（3連単）ダート

競馬場 xxxxxxxx	ﾄﾗｯｸ xxxxxxxxxx	距離	レース数 xxxxxx	出走頭数 xxxxxx	単勝	馬連	3連複	3連単
中京	ダ	1400	302	14	467	1481	3695	18781
中京	ダ	1200	223	14	416	1361	3898	17479
福島	ダ	1150	164	15	453	1470	3463	16224
新潟	ダ	1200	327	14	415	1353	3366	16171
福島	ダ	1700	270	14	451	1483	3427	15969
京都	ダ	1400	200	14	460	1389	3195	15855
東京	ダ	2100	189	13	437	1373	3301	15716
小倉	ダ	1000	156	13	472	1341	3177	14720
札幌	ダ	1700	223	12	432	1321	2971	14320
小倉	ダ	1700	338	14	431	1330	3174	14059
阪神	ダ	1400	429	14	402	1335	3033	13938
東京	ダ	1400	466	15	401	1311	3093	13892
京都	ダ	1200	182	14	387	1311	2975	13889
中山	ダ	1200	637	15	407	1333	2812	12939
東京	ダ	1300	132	15	440	1417	2878	12913
東京	ダ	1600	556	14	382	1163	2787	12466
阪神	ダ	1200	343	14	379	1267	2745	12296
新潟	ダ	1800	377	13	418	1240	2554	11661
函館	ダ	1700	191	12	389	1206	2547	10941
中山	ダ	1800	685	14	369	1036	2443	10308
京都	ダ	1800	323	12	379	1114	2054	10158
中京	ダ	1900	145	12	351	1200	2323	10106
中京	ダ	1800	398	12	371	1004	2112	9518
阪神	ダ	2000	112	11	383	907	1806	8378
阪神	ダ	1800	651	12	352	967	1933	8178

ダートの3連単ランキングも、やはりローカル競馬場の短距離戦が上位を席巻。その中で中京が2位まで独占。

芝もダートも総じて短距離戦の平均配当が高い傾向にあります。短距離戦は特にコースによる枠順の有利不利、多頭数でのポジション争い、出遅れなど運頼みで博打的な要素がレース結果に大きく影響を与えやすいんでしょう。

この記事のデータ作成に使用したSQLを有料会員に公開しています。ユーザーがカスタマイズして利用することも可能ですし、SQLを学習したい方の参考にもなります。

なお今回、集計結果は1つのSQLでまとめて出力することも可能ですが、あまりにもSQLが長くなるので式別ごとにファイルを分割しました。この記事の集計結果はそれぞれを表計算ソフトでまとめたものです。

SQLファイルのダウンロードと使い方