全国の競馬場の払戻平均を比較

データ分析

この記事は「払戻」がテーマのデータ分析です。地方競馬を含む全国の競馬場の、すべての式別(馬券の種類)の平均を、次の条件で集計して比較しました。

  • 2018年~2022年
  • 調和平均で比較

今回の平均は単なる平均ではなく調和平均です。「調和平均」とは何か?とか、調和平均を採用した理由は後述します。まずは結果から。出走頭数も調和平均で集計しています。

競馬場名レース数出走頭数単勝複勝枠連馬連ワイド馬単3連複3連単
札幌792113881998421095548195521079416
函館720113971978551119557198722259783
福島11041446421694614857082739341616408
新潟16801342720885413096512364299313409
東京2682133781967671056551185021429288
中山25081439120178511495941999250410790
中京19801339420183711795822103244311026
京都1500123971968041096542199021359857
阪神2868123691938081052528184620308828
小倉14401342120787912076172207263511719
門別473492521555035283239028353284
盛岡369182621605295483299289113465
水沢32389273164593620348105210414098
浦和329610307175642789425139614896489
船橋339910304175630747412131114085849
大井576312342192740962520171220288652
川崎377410311178691805434142615326446
金沢474982301514394632887577482648
笠松442682451504444732808077182775
名古屋650992461544595113128568463191
園田86009272163560646360107911334511
姫路85210282166563696380119312305023
高知622392471574705183218588693194
佐賀629392461574865423278939363359
帯広85098354173777850418155714876771

福島の払戻の高さが他を圧倒。まあ福島がよく荒れるのは新聞と赤ペンで馬券買ってるオジさんもよく言ってますが。地方競馬は出走頭数が少ない(組み合わせ数が少ない)からJRAと比較すると払戻が安くなるのは必然的としても、金沢と笠松の払戻の異常な安さは何なんだ。3連単が2000円台後半って…。そして「調和平均」を採用した理由について、他の方が書いた次のブログを見てください。

平均配当と配当の分布を考える
https://leisurely1.blog.jp/archives/31433682.html

そのブログから一部引用させていただきます。

三連単を買う時、数千〜数万円の配当と数千万円の配当を同じくらいの起こりやすさの想定で狙っているだろうか。であるから、払い戻しが一定になるように重み付けをした平均(調和平均)を計算する事が有益だろう。

https://leisurely1.blog.jp/archives/31433682.html

さらに言えば「合成オッズ」で馬券を買うのが理にかなってるなら同じ考え方で集計しろって話。

次の記事では条件を具体化して払戻平均を比較してみました。

JRAクラス別の払戻平均を比較
https://pc-keiba.com/wp/20210226/

JRAコース別の払戻平均を比較
https://pc-keiba.com/wp/2021023-2/

最後に。この記事のデータ作成に使用したSQLを有料会員に公開しています。ユーザーがカスタマイズして利用することも可能ですし、SQLを学習したい方の参考にもなります。なお今回、集計結果は1つのSQLでまとめて出力することも可能ですが、あまりにもSQLが長くなるので式別ごとにファイルを分割しました。この記事の集計結果はそれぞれをエクセルでまとめたものです。

SQLファイルのダウンロードと使い方

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