重馬場は荒れるのか

データ分析

この記事は「平均配当」がテーマのデータ分析です。東京競馬場の施行レースをトラックと馬場状態別に分類して、すべての式別(馬券の種類)の平均配当を、次の条件で集計して比較しました。

  • JRA 2015年~2019年
  • 東京競馬場
  • トラック(芝、ダート、障害)でグループ化
  • 馬場状態でグループ化
  • 調和平均で比較

払戻の比較は単なる平均ではなく「調和平均」を採用します。

「調和平均」については「全国の競馬場の平均配当を比較」の記事で解説しているので参考にして下さい。

結果はこちら。

トラック馬場状態レース数単勝複勝枠連馬連ワイド馬単3連複3連単
10393691937781060531183720388578
稍重1703911937981056536188021379572
503041977421148587184925198948
不良353841978251039564195221129152
81639220280312236202160283812558
稍重25738920582513196462246304514169
16841321586013636952442336916127
不良11444820788014116342546297615449
314692059791197586212321669192
稍重114091807211201410261910647882
6295215112813746861854433516245
不良631823092012198202336384514395

ダートは馬場状態が悪くなるほど明らかに荒れてます。芝はほとんど違いなし。つまりダート戦は馬場状態への適正が問われ、芝は芝適正そのものが問われるということか。障害はデータ数が少なすぎて参考外。今回のテーマとまた違う話ですが、芝とダートで払戻を比較すると全体的にダートのほうが荒れやすいんですね。東京競馬場以外、または野芝と洋芝で比較すると、また違った傾向が出るかもしれませんが。馬券を買う際の参考にしてください。

最後に。この記事のデータ作成に使用したSQLを有料会員に公開しています。ユーザーがカスタマイズして利用することも可能ですし、SQLを学習したい方の参考にもなります。なお今回、集計結果は1つのSQLでまとめて出力することも可能ですが、あまりにもSQLが長くなるので式別ごとにファイルを分割しました。この記事の集計結果はそれぞれをエクセルでまとめたものです。

SQLファイルのダウンロードと使い方

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